最近テレビなどのメディアで
『肉体改造』
というフレーズをよく見かけるようになりました。
例えば、プロスポーツ選手のシーズンオフ密着や芸能人のダイエット企画、テレビで特集やネットなど様々な情報が入ってきます。さらには、夏の甲子園で実況中のチーム紹介で
『今年は肉体改造で体重を増やしてきました。』
なんて紹介する事もあるくらいです。
今実際に中学校や、高校、大学における
【トレーニングの必要性】
が考えられてきています。
身体が成長してないうちにウエイトトレーニングを行うと、
【成長がとまってしまうんではないか】
という疑問を受けたことがあります。実際に親御さんからも同じような質問をよく受けています。
一般的な考えとしては、個人の成長度合いによって、
【負荷をコントロールすること】
【重量よりも正しいフォームの習得】
を意識すること。そうすることで怪我のリスクを減らすことができます。
せっかくなので時期別にトレーニングのポイントを紹介したいと思います。
【小学生】
ゴールデンエイジといわれ、神経の発達が著しい時期になります。
一般的に、
5~8歳が『プレゴールデンエイジ』
9~12歳が『ゴールデンエイジ』
13~16歳が『ポストゴールデンエイジ』
と呼ばれているようです。
ゴールデンエイジというのは、ざっくり言うと、人生の中で一番運動などを覚えやすい時期です。
小学生はこのゴールデンエイジに該当する時期なので、
正確な運動動作の習得を心がけていくとよいと思います。
また、神経の発達がよい時期なので、積極的にいろんな種類の運動や体操を経験することも大切です。
体育の授業では、かけっこもあればサッカー、ソフトボール、跳び箱、縄跳び、鉄棒、などたくさんの運動を経験してきたことと思います。
そう考えると、体育の授業ってかんがえられてたんだなぁと改めて感激するわけです。
【中学生】
小学生では、主に神経系が発達するようですが中学生にもなるとどうも心肺系が著しく発達するようです。
これは『スキャモンの発達曲線』でいう、『一般型』に該当します。
その為、中学生時期には持久力をつけたほうがいいのではという考えがあります。
実際に、小学生で野球をやっていて、中学では陸上をやり高校で再び野球をやるという選手を当時多く周りにもいたことを思い出します。
またこの時期、
【急に運動が下手になってしまった】
という経験はありませんか?
私自身、小学時代そこそこ野球でバッティングに自信があったのですが、中学に上がってまったくといいほどボールにバットが当たってくれませんでした。
これにも理由があるようです。
急激に身長が伸びたりすると、運動における
【支点・力点・作用点】
が1・2年で成長にあわせ変化し、感覚がその変化についていけない可能性があるということです。
だからきっと中学時代ヘタクソだったのですね!!
きっとそうにちがいない!当時の私に教えてあげたい気分です。
要点をまとめます。
小学生
神経系の発達が著しい為
『基本的で正確な運動動作の習得に心がけさせる』
『一つの競技ではなく、様々な競技運動を体験させる』
『ダンベルなど重量の必要性は薄く、自体重で行える筋トレを行う』
中学生
主に肺など呼吸循環器系の発達が著しい為
『持久力をつけるような運動をおこなう』
『高重量より低負荷、高レップを心がけて』
中学生も同様に、
骨格筋が発達しきってない場合が多いのでトレーニングは自体重優先で行う
じっくり身体を作っていきましょう!!